現地報告 6月5日

今日も、地区の皆さん、ボランティアの方々が集まってきました。

種まき風景。

炊き出しの準備。

6月5日

暑い一日になりました。
タネっこまくべえ、も2日目です。今日は、種まき後はゆっくりとしたいです。

5時00分
福岡チーム、福井の私の3人で、種まき部隊出発です。
ほでなし部隊です。
私の軽トラックの荷台に2人を乗せます。ゆっくりと走らせながら、種を蒔いていくという作戦です。陸前高田をヒマワリで一杯にする作戦開始です。
国道343号線、下矢作に向かう道路脇に蒔いていきます。340号線に合流する部分にも蒔いていきます。
人が多く集まる場所に蒔きたいという意見から、次の作戦です。
市役所庁舎周辺、仮設商店街周辺、そして、高田一中周辺に蒔いてきました。
朝から、怪しい3人組です。
見事にヒマワリが咲くか、草刈り機で刈られるか、芽が出ないか、鳥のえさになるのか、楽しみです。

陸前高田市ヒマワリ作戦。種まき中。

8時00分
下矢作3・4区公民館に行きます。
新たに届けられたヒマワリの種を持って行きます。
今日も、地区の人たちが大勢集まってきます。

9時00分
今日の種まき開始です。
今日は、種まきに参加したいです。残った畑に向かいます。
しかし、種を蒔き始めた時に電話が。
災害ボランティアセンターYさんからです。
仮設住宅にスロープを設置したいのだが、だれか作れないかという相談です。
了解です。すぐに仮設住宅に向かうことにします。
材料は、村上製材所さんが提供してくれます。製作は、三国のHさんです。
ただ、介護保険と仮設住宅リフォームとの兼ね合いがわからないので、市にも相談する必要を感じます。

9時50分
普門寺にHさんを迎えに行きます。
昨日、Kさん届けてくれた、軽トラダンプを確認。さっそく試運転です。
古いですが、働いてくれそうです。
日常的にはHさんに管理してもらいます。

10時00分
米崎小学校グラウンドの仮設住宅に行きます。
Kさん宅に、私、Hさん、そして災害ボランティアセンターのメンバーで行きます。
仮設住宅の入り口は狭く、30センチほどの段差があります。車いすで生活することはほとんど困難な状況ですし、介助も大変です。
スロープの角度も急になってしまうために、かなりの長さになってしまいます。
しかし、仮設住宅の通路は狭く、あまりスロープのスペースをとれそうにないです。通路は、子どもも、高齢者も歩きますし、自転車も行き交います。
寸法を測り、とにかく設置しますから、と約束して帰りました。

10時40分
普門寺に戻り、Hさんと打ち合わせです。
とにかく、市に確認することと、とりあえず、簡易スロープが手に入らないか、あちこちに電話してみます。

11時10分
下矢作3・4区公民館に戻ります。
皆さん作業終了で戻り始めています。
東京のSさんチームが、炊き出しをしてくれています。昨日と同じく、ホットドッグ、揚げ物、サラダ、スープです。
本当に賑やかなイベントになりました。一過性のイベントではなく、花も咲きます、実もできます。種から油を搾りますし、トウモロコシは復興印をつけて販売します。(ワタミで全量買い取ってくれるか)
また、来年は米作りができる田んぼにすることが目的ですので、このイベントは、米作りができるまでで完結です。

11時20分
東京から来た、言語療法士のMさんチーム登場です。賑やかな人です。
次の作業を求めて、米崎町のOさん宅に向かっていきました。

12時00分
高田一中で、Tさんと待ち合わせです。
Tさんは、気仙沼の方で、フラワーロードを復活させたいとのことです。
ヒマワリの種を陸前高田市広報紙で読んで連絡してくれました。
親戚が陸前高田市に住んでいるそうです。しかし、その親戚も両親が流されてしまい、中学生と高校生に2人が残ったそうです。
気仙沼でもヒマワリの花を咲かせたいです。
全面的に協力することを約束して分かれました。

12時30分
同じく、ヒマワリの種の配達です。
鳴石のKさんです。庭に咲かせます。
Kさんは、ご主人と、その両親が流されてしまいました。両親を病院に迎えに行った時に震災にあったそうです。
花を咲かせて供養をしたいと語ってくれました。
言葉が出ません。

13時00分
陸前高田市仮庁舎に行きます。
広田地区災害対策本部に詰めていた、市職員が戻っていました。久々です。
社会福祉課で、スロープの件を相談します。制度や手続きなど、全くわかっていなかったです。高齢者は2階の長寿社会課と言われました。
だんだんと普通の市役所になっていきます。日曜日なので職員が少ないので仕方がないのですが。
長寿社会課に行きます。ここは、一番最初からチーム福井がお世話になっていた部署です。ほとんどの方が顔馴染みです。
岩手県の制度を説明してもらいました。
仮設住宅のスロープは、市の仮設住宅申込窓口(建設課)で受付、県が対応するようです。しかし、申し込みがないのか、その手続き方法を知らなかったです。
社会福祉課では建設課に連絡を取っていたようですが、これも明確な手続き方法がわからないようです。
直接、県に聞くことにします。

13時20分
薪プロジェクトの現場に行きます。
今日も男たちが作業を続けています。
富山の大沼さん。ずっとNさんと紹介していました。大間違いでした。すいません。
D’Style橋本さん、そして、大船渡市のIさん、新潟森林組合の方々です。
薪割り機も3台に増えています。
斧で作業も行われています。すごいです。
高田松原は、17世紀後半に植えられ始めました。
三陸大津波が明治29年。チリ地震津波が昭和35年。そして今回の津波。
110年以上の松は、3度の大津波を経験したことになります。
地元の高田松原を守る会の希望で、古い松の輪切りを作っています。
橋本さんと打ち合わせです。
来週に、運送会社から、薪配送の見積もりを取ります。

その1、この機械で大きく薪を割ります。

その2、次にこの機械で細かくしていきます。

その3、最後は人間です。さらに細かく割ります。

古い松の輪切りです。左が200年ぐらい、右は140年ぐらいです。
3度の津波を経験した松です。

14時00分
米崎町のOさん宅に行きました。
Mさんが作業をしてくれています。畑の整備をしていました。
また、他のボランティアが、側溝の瓦礫撤去を行っていました。
Oさんは、以前から、ここは一度も捜索されていないので、遺体が出てくるのではないか、早く何とかしたいと言っていた場所です。
遺体は出てこなかったようで、安心されていました。
用事がある、とのことですので、また改めて来る約束をしました。

14時30分
岩手県住まいのホットラインに電話です。
今日は日曜日で、担当者がいないとのことで、電話で対応してくれた方もよくわかっていませんでした。
被災者対応はこれで良いのか、悩んでしまいます。

15時00分
今日は、朝5時から活動しています。いささか疲れました。
鈴木旅館に早めの帰宅です。
炊き出しのSさんグループ、なんと、夜は、鈴木旅館前で炊き出しをするとのこと。また、下矢作の方でもお願いされたとのこと。すごいパワーです。
鈴木旅館にヒマワリの種が届くのですが、なんと、鈴木勇一様あてで届いているとのこと。ついに、鈴木勇一になってしまいました。

16時00分
広田地区の方から電話です。
地区でヒマワリの種を蒔きたいという相談。どれくらいの規模で行うのか、改めて地区で相談して連絡してくれます。
チーム福井の東門さんからメールが入ります。
石巻市でヒマワリを取り組みたいとのことで、種を分けて欲しいそうです。
ヒマワリが広がってきました。
下矢作から陸前高田市全体に、また、気仙沼市、石巻市にとつながっています。すばらしいです。

16時30分
ヒマワリの種の在庫確認に、村上さん宅に行きます。捕まらないように、そっと行ったのですが、捕まってしまいました。
今日は反省会。6時半集合とのこと。
ブログ更新の作業を急ぎます。

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