現地報告 5月26日

米崎町のKさんの自然農法の田んぼ

ボランティアの皆さんのおかげで、で本当にきれいになったのですが、まだ細かいガラスが出てきます。

瓦礫の中で作業が進みます。明後日には田植えがしたいと言っていますが。

5月26日

今日も穏やかな日でした。
陸前高田市では、津波にあった田んぼでも一部田植えが行われています。

6時20分
今日も行動開始です。
まず、米崎町の田んぼ状況を見て回ります。
以前、知り合った、Kさんがいました。Kさんは、薪プロジェクトを新聞で読み、私に話しかけてきた方です。自然農法で稲作りを取り組み、瓦礫撤去をした田んぼで米作りと、蕎麦作りを計画されています。
お茶と、コーヒーをごちそうになりながら、色んな話をします。
Kさんの町内は、被害も大きく、もはや維持できないということで、町内会を解散してしまったそうです。コミュニティ崩壊です。
単に物理的な被害の大きさだけでなく、被害にあった家とあわなかった家との微妙な感情的な問題など、様々なことが要因です。
次に、仮設住宅に移り、仮設から再び地域に戻るときに、コミュニティが無くなってしまっています。皆はどこに戻るのだろうか、ということをKさんは心配しています。
そのためにも、希望ある復興の青写真が見えなければいけないし、陸前高田の人間だけではなく、世界に陸前高田になっているのだから、金も知恵も世界から集めなければ、というのがKさんの意見です。
明日か、明後日には田植えをしたいとのこと、そのための準備をしています。
私も、田んぼに入ってお手伝いです。鍬で、田んぼの土をならしているのですが、まだまだガラスが出てきます。以前に、大勢のボランティアの皆さんの力で、瓦礫撤去が進み、本当にきれいになったのですが、細かいガラスがまだ出てきます。
また、田んぼに水を入れているので、足が取られて抜けません。普通の長靴ではだめです。太ももまである田んぼ用の長靴が欲しいです。

8時20分
普門寺に行きます。
普門寺でテント宿営を行っていた、須藤元気さん率いるWE ARE ALL ONEチーム(京都のYさんグループと紹介)が出発します。
21日から26日までの活動でした。本当に気合いの入った皆さんでした。
なかなかうまくコーディネートできなかったのが、申し訳なく思っています。本当にありがとうございました。
ドラム缶風呂に使ったドラム缶を置いていってくれました。
あすなろホームから依頼を受けていたサインをいただきました。

8時30分
あすなろホームに、須藤元気さんのサインを届けに行きました。
皆さん大喜びです。

9時00分
米崎町のOさん宅に行きました。
昨日に引き続きの作業をします。近くの集積場に荷物を出していきます。
どこに何を降ろすのか、集積場の中もバッチリです。

9時50分
災害ボランティアセンターから電話で、現地での指示をして欲しいと依頼です。
ハンズというアメリカの専門家チームが入ってきています。大船渡市を拠点に、陸前高田で活動です。
高田町の小泉会館近くの田んぼや用水路、側溝の瓦礫撤去をお願いしました。

10時00分
災害看護支援機構の副理事長で、福井大学教授の酒井さんに会います。
福井県が行っている看護関係の活動の現状報告を受けます。
陸前高田市の介護関係が復旧していくとともに、現在活動している部分に関しては、縮小、撤退する方向にあります。
しかし、縮小、撤退した後のフォローが必要ですし、特に仮設住宅に対する支援活動が全体に必要になってきます。
閉じこもりさせない、孤立させない仕組みを作らなければならないですが、被災地のコミュニティは崩壊状態に近いところが多々ありますので、仮設住宅以後も視野に入れた長期的なコミュニティ作りが必要ということですね。
また、チーム福井の長期的な活動を継続させるためには、長期的な人的派遣が必要ということも感じています。
地域全体を視点に入れた活動を展開するには、地域に入り込み活動する人間が必要です。福井県職員を半年ぐらいのスパンで派遣できないのなら、チーム福井コーディネーターとして、陸前高田市の人間を福井県が雇用することも考えられるのではと思います。
私は組織的な行動ができない人間ですのでダメです。

11時30分
米崎町のOさん宅に戻ります。
40分間で、軽トラダンプ3往復です。
12時を過ぎると、業者の重機が止まりますので、軽トラでも楽々と進入できます。
昨日、家の中の片付けを手伝った、近くのKさんが来ていました。ご主人と飼い猫が津波の犠牲になっています。

12時20分
あすなろホームで昼食です。
今日は、住田町社協からうどんの炊き出しがありました。
五島列島の支援で、住田町社協が調整した炊き出しです。おいしくいただきました。

13時30分
買い物をするために、久々に大船渡市まで行ってきました。
大船渡市のコメリで、田んぼに入るための長靴を探しましたが、ありませんでした。やはり季節の物で、すでに売り切れているそうです。
他には、ホワイトボード(小)を購入。これでスケジュール管理もバッチリだと良いのですが。
大船渡市は、魚関連施設が多いため、本当に臭いです。魚の腐敗臭が町全体に漂っています。瓦礫の撤去は陸前高田市の方が進んでいるように感じました。
陸前高田市よりも残っている建物が多いためでしょうか。

14時40分
Kさんの田んぼで再び作業です。
田んぼに入るのですが、やはり長靴が抜けなくなります。
福井市議会議員で元農協職員のAさんから電話があったので、田んぼ用の長靴を送ってと依頼してしまいました。
しかし、送ってくる頃には終了していますね。
Kさんの古い耕耘機は故障なのですが、部品もなく、修理不可能ということになりました。田植えはできるのでしょうか。
Kさんは、田植えができそうな田んぼで米作りをしますが、それ以外の田んぼには、蕎麦蒔きをします。
6月13日に蕎麦蒔きをするために信州から10人のグループがきます。そのための宿泊調整を依頼されました。

15時40分
再びOさん宅です。
今日は、Oさん宅とKさん宅の往復です。
最後に残っていた衣類や書籍関係を積み込み、集積場に運び込み終了、Oさんのお母さん(かなりの高齢)を米崎小学校避難所に連れて行きました。

16時30分
下矢作の村上製材所さんに行きます。区長さんです。
須藤さんから渡して欲しいと依頼された日本酒を届けました。
今日の作戦会議の後、いっぱいやるべ、と言われてしまいました。また、明日も二日酔いか。
信州の蕎麦グループの宿泊をお願いしたところ、引き受けていただきました。
ありがとうございます。

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