一歩前進

3月20日

陸前高田市市長は毎日定例記者会見を開いています。
今日も4時に記者会見がありました。
毎日かなりの報道機関が参加しています。
市長は国外、県外からの視察への対応、マスコミ対応に追われています。
非常に疲れている様子ですが、市長は一人、代われません。奥さんがまだ不明ですし、気力だけで頑張っているのが伝わってきます。
何もかもが辛いです。

今日の活動です。毎日少しずつ前進しています。

ボランティア受付を災害対策本部の玄関横に設置し活動開始です。
今日は、自ら被災者でありながら、すぐにボランティア受付を開始した陸前高田社協職員の方に休んでいただけるようになりました。
そして、昨日からの全国社協の皆さん、福井県派遣の第2弾職員、福井県社協職員、東角さん、岩手JCの皆さんなどが次々とボランティアセンターに集まり始めました。
人手が集まったおかげで、一切できていなかった避難所周り、被災地調査を始めることができました。
まだ部分的ですが、被災地の状況もわかり、私たちの支援方向も見えてきました。詳細はまた報告しますが、陸前高田市内被災地を地区割りしての拠点作り、避難所の環境改善策、ボランティアセンター本部の体制作り、災害対策本部とセンター、物資などの連携強化、多くの課題がありますが、地元社協を支えて、一つ一つクリアーしていきます。

毎日現地にいると、様々な事を知り、聞くことができます。
劇的再会も目の前で繰り返されていますし、一緒にボランティアセンターを支えてくれている方々からも家族や親戚の辛く厳しい話を聞きます。
現地の皆さんは明るく振る舞っていますが、被災者であることを、家族が亡くなっているのではということ、などを、私たちよそ者は常に考えながら関わっています。