拠点作り

3月21日

少しずつですが、現地ボランティアセンターも動いています。
また、携帯電話の通信常用も善くなってきています。まだまだ繋がりませんが。

まだまだ県外等からボランティアを受け入れられる段階ではありません。
現在は地元の方を中心に30名ぐらいで活動をしています。
現段階の主な活動は物資の仕分けや積み込みです。これしかありません。

ボランティアに来られる方は、被災者自身が多いです。また、長期にできる方が多いです。
長期にこられる方を運営スタッフに引き入れながら、徐々に体制を整えています。
災害ボランティアセンターの運営は、地元の方を中心に体制が整いつつあることを感じています。

新たな展開ですが、陸前高田市の被災地で活動するための拠点作りを始めました。
今後、県外からのボランティアを受け入れるための拠点作りであり、具体的な活動を展開するための基地です。

被災地を回ると、被害にも違いがあり、ニーズも変わってきます。現時点では地元の人が自力で頑張っていますが、限界も見えてきました。何が必要なのかを判断し、支援体制を作り始めました。

まずは、在宅の介護老人に対するケア、避難所にいる要介護高齢者に対するケアを視点にした活動を開始します。多くの保健士が亡くなっています。車いすやベッドも流されてしまい、避難所での介護、介助は家族に重い負担がかかっています。地域包括支援センターも機能不全ですので、全く対応できていません。
医療関係は避難所や地域に少しずつ入り、また薬も入手しやすくなってきました。
しかし、介護の関することは手つかずです。まずは受け入れていただける地区を対象に入っていきます。

ただ、治安が悪くなっています。他県から窃盗グループも入っていますし、地域の人ですらストレスがたまり問題行動が出ています。そのような状態で、よそ者他県の人間が活動していくのは、地元の信頼関係を作りながら慎重に行っていく必要があります。

ここ2~3日が陸前高田市のボランティア拠点作りの勝負です。

議会の関係でいったん帰らないといけないです。