◆陸前高田市では、ゆずの植樹が盛んにおこなわれています。陸前高田、大船渡などの気仙地区が柚子の北限といわれています。
元々は、出稼ぎに行ったり、船で遠方に出かけていた方が、北国では珍しいかんきつ類の苗を持ち帰って植えたのが最初といわれています。
古いものでは樹齢100年以上といわれています。ゆずは比較的かんきつ類では寒さに強いのですが、それでも陸前高田は氷点下10度近くになる日があります。そのために、がんばって育っているゆずの木は、建物の横で風があたらない場所に植えられているものが多いです。
◆震災以前から、陸前高田では「北限のゆず研究会」が組織され、北限のゆずをブランド化しようと活動しています。陸前高田市内のゆずは、栽培しているわけではなく、各家庭の庭に植えてあったのが大きくなったもので、剪定をしているわけではないのでかなりの大木になっていますし、隔年にしか実をつけないようです。そのために、実が収穫できる年と出来ない年がはっきりと分かれ、高所の実をタコ漁で使うような鉤が付いた物干しざおで収穫するような非効率的なものです。
◆今は、各家庭で育っている柚子を買い取るような方法で集めています。それを商品化しているのですが、「北限のゆず」ブランド化に向けた植樹も開始されています。そこで私も柚子を植樹しました。課題は、寒さ対策、風対策です。太陽の光をたくさん浴びさせるためには、枝を広げる形で剪定していかなければいけないですが、枝を広げると風も強く当たるようになりゆずには良くないです。そのあたりの栽培技術が確立できるかが課題でしょうか。
◆現在、北限のゆずを使った商品として、ゆず酒(リキュール類)、ゆずビール(発泡酒)、ゆず塩(袋入り・瓶入り)、ゆずパウンドケーキ、ゆずケーキ、ゆずマドレーヌがあります。ゆず自体がまだ少ないですし、ゆず産地は全国にありますから、今後の産地化、商品力を高めていくのは大変ですが、皆さん熱心に取り組んでいますので期待してください。



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