現地報告 5月23日

京都Yさんグループ、普門寺でテント宿営の準備です。

米崎町のOさん宅、倒壊家屋の解体を進めます。

SFV農場の軽トラダンプと、私です。
完全装備、ヘルメット、ゴーグル、マスク、革手袋、長靴は安全靴ですが、釘踏み防止の鉄板が入った物です。

5月23日

昨日、報告し忘れていました。
地元、岩手県の方が、薪プロジェクトに協力したいということで、チェーンソーを1台置いていかれました。
高性能のチェーンソーで、切れ味もすごいです。これで、薪作りもガンガンと進めることができます。ありがとうございました。
また、京都の八つ橋やさんOさんから、支援物資として、きな粉をいただきました。これは、明日、あすなろホームに届けます。ありがとうございました。

7時00分
京都のYさんグループが、鈴木旅館から、普門寺に移ります。
普門寺敷地内で、テント宿営です。熊谷住職に挨拶に行きました。
さっそく、宿営準備で、テントを張り始めました。総勢22名です。
米崎町のOさんから電話が入りました。家を解体し始めたので、協力して※という電話です。良いタイミングです。Yさんグループのメンバーに早速行ってもらうことにします。

8時30分
Yさんグループが、今日、活動する場所を確認しに行きます。
高田町のSさん宅、家の周辺の瓦礫撤去です。そして、米崎町のOさん宅、どのような状況か確認しに行きました。
米崎町のOさん宅は、最初からのつきあいで、災害ボランティアセンターを通さずに、直に電話がかかってきます。最後の最後までお付き合いしたいです。

9時00分
普門寺に行きます。
テント宿営準備が終了するのを待ちます。
テントが4張り、それと、調理場、ドラム缶風呂も持ち込んでいます。
準備終了後、現場に向かってスタートです。

9時40分
現場のSさん宅で作業内容の打ち合わせ。かなり広い面積で、まだまだこれからといった感じです。Sさんの指示を受け、作業スタートです。
私は、次のOさん宅に向かいます。私を含めて5人が活動します。
ひたすら瓦を軽トラダンプに積み込んで、運び出します。それで午前中が終了です。
この軽トラダンプは、福井県大野市のSFV農場から借りているのですが、返すときにどのような状態になっているか、ものすごく不安です。
泥、瓦、瓦礫、何でも運んでいます。

12時10分
あすなろホームで昼食です。
カップ麺とブルーベリージャムパン、茹でインゲン豆でした。ごちそうさまでした。
今日食べたカップ麺は、韓国のカップ麺です。味は少し辛めですが、麺が堅いです。何分待つのか読めないためにわかりません。3という数字があるので、3分間なのでしょうが、3分間たっても堅いです。

13時00分
午後の作業開始です。
午前中で、瓦の撤去は終了しました。次に、剥がした板の撤去です。
屋根の板を次々に剥がして、近くの集積場に運び込みます。戦車のような重機の中を軽トラダンプがチョロチョロと動き回り、瓦礫を降ろしていきます。
邪魔だと思われたでしょうが、勘弁してください。
陸前高田では、何でもさせていただいています。今回は、完全に家の解体に近い作業をしています。全壊家屋(倉庫ですが)の屋根に上り、板を剥がしたり、撤去したり、本当にいろんな体験ができます。

15時00分
一段落ついたところで、作業終了します。しばし、Oさんを囲んで話をしました。
Oさんとの会話はいつもですが、最後は、刺身が食べたいな、で終わります。海の横に住んでいますので、魚中心の生活でしたが、今、全く魚が食べられない生活です。
辛いですよね。

16時00分
災害ボランティアセンターに行きました。
小友地区での活動について打ち合わせです。
正直なところ、災害ボランティアセンターと私の活動スタンスが違うために、色んな問題点が出てきているようです。
私は、依頼を受けたら、できる限りその場で作業を開始してしまいます。優先順位は関係なく、目の前の問題を解決するという考え方です。
また、依頼を点として受け取るのではなく、地域全体に拡大するように面としての活動展開をします。そのために、依頼がない家でも、その場で依頼を受けて次々と活動を広げていきます。
そのことが、災害ボランティアセンターとは合わなくなっています。
災害ボランティアセンターに依頼を出していても、私の方が早く作業をしてしまうので、災害ボランティアセンターからボランティアが派遣されたときには、すでに終了しているということです。
しかし、これは当然のことだと思っています。依頼のあったところしか活動しないというのが正しいのでしょうが、地域全体を解決していかないと、いつまでも取り残される家が出てこないとも限りません。電話が通じないですし、災害ボランティアセンターへのアクセスできる方は非常に限られているからです。
小友地区での活動に関しては、災害ボランティアセンター(社協)、都民ボランティアセンター、遠野まごころネット、そして私で打ち合わせをしました。
できる限り、地域全体を任せるという線で、責任団体の都民ボランティアセンターと、遠野まごころネットが連携し合って活動するという形で進めます。

17時00分
伊藤文具さんに行きました。
村上製材所さん製造の支援グッズは、伊藤文具さんを窓口に販売されることになりました。ふくい災害ボランティアネット、福井市のIさん、鈴木旅館さんからの注文分を発注してきました。
Tシャツが200枚、タオルが212個、ステッカー120枚、缶バッジ70個です。
他にも、高田の一本松クリアファイルというのもありました。これは、即完売状態ということです。入荷次第、私も買い求めたいです。

恐らく、5月いっぱいで、現在のボランティア活動は終息するのではと考えています。
長期的な課題はいろいろと残されていますし、まだ出てくると思いますが、現在の、家屋の瓦礫撤去や、田畑の瓦礫撤去は見通しがついてきた感があります。(私の個人的な感じですので)
6月からは、活動の中心を、薪+αプロジェクト、けせん朝市福井県販売コーナー、ミニユンボと軽トラダンプの用水路作業に移っていきます。
今日、災害ボランティアセンターと遠野まごころネットをつないだのが、仕組みとして、うまく機能すれば全て任せてしまいます。

コメント